そろそろ、新しいステージに行ってみようか・・・。

こんばんは。

今回の覚書きブログは、新しくウチに来た『クラウン アスリート ターボ』のお話し。

今回選んだ塗色は『プレシャス シルバー』です。

なぜ、この塗色を選んだか・・・?

私自身、カー・クリーニング業を営んでいて、

今まで見て来た塗装の中でも、質感が良かった事と、今使っているコーティング剤の

パフォーマンスを最大限生かせるんじゃないか・・・? そんな風に考えていたからです。

いつもは、買取り・下取り価格を考えて、『ホワイト パール クリスタルシャイン』を

真っ先に選びますが、今回は『プレシャス シルバー』で実験します。

実験車としては、高い買い物になってしまいました・・・。

走行距離は、まだ2桁台・・・。

花粉・黄砂が酷くなるこの時期なので、早くコーティングを施工して安心したいところです。

しかし・・・納車早々、既に花粉染みで塗装が陥没していました(ーー;)

どんな新車管理をしているんだか・・・。

販売店の段取りが悪く、納期が遅れていました・・・。

別にクルマが悪い訳では無いと思いますが、人為的なミスが多かった今回の納車。

正直な気持ちを申しますと、納車でウキウキ♡・・・とは言えません。

納車までに1ヶ月半もあった時間の中で、お前達は一体何をしていたのか!と

販売店内で怒鳴った程・・・

数週間が経った今でも、苛立ちは隠せません・・・。

でも、もう来ちゃったモノは仕方ありません。

とりあえず、『お仕事』というフィルターに掛けて、作業に入ります・・・。

普段、温厚な筆頭与力がここまで怒り、深く苛立つ訳ですから、余程の事とお察し下さい。

さて、洗車から作業を開始します。

表面に付いている花粉・黄砂・ホコリ等を流します。

もちろん、新車ですからキレイに見えます・・・が。

しっかり、鉄粉除去剤で反応させて不純物を洗い流します。

今回は、全ての窓ガラスに『純フッ素撥水コート』を施工します。

コレは、ガラスコンパウンドで油膜や汚れを落としておきます。

良いモノを完成させたい時は、『下ごしらえ』に拘る・・・コレ大事です。

ドアミラーも同様に・・・

さて、いつもと違うのは・・・新しいポリッシャーを注文しました。

この商品は、随分前に発表・発売されていた機械です。

今の時代は『機械が仕事をする』と言いますが、それは使いこなす技術があってこそ。

もっと、早くに導入しても良かったんですが、自分の力量は、まだまだ未熟だと想い、

驚かれるくらい安いベーシックな機械で腕を磨いて来ました。

機械も大事なんですが、もっと大事なのは『感性』です。

自分が作業した1台1台に評価を戴き、客観的に見直して行く経験を重ねた事で、

自分でも、もうワンランク上の世界を見る時期に入ったと、納得したからです・・・。

イタリア ルペス社製

コレは、研磨バフのセット

作業を始めた時間が遅かったので、暗くなってしまいました・・・。

この日、施工出来たのは『左右フロント・フェンダー、ボンネット・フード、

フロント・バンパー』まででした・・・。

このお写真からは、ハッキリと分かり難いと思います。

実際のところ、今まで使って来たポリッシャーよりも、早く結果が出るといった印象です。

とても使いやすく、好感を持てました。

もしかしたら、このポリッシャー1本でいけるかなぁ・・・なんて思える程。

今回使ったコンパウンドは、ドイツ メンツェルナ社製の極超微粒子コンパウンド。

少し時間を掛けてキッチリ磨きました。

グラス・コーティングを塗り込んで、乾燥させてあげます。

施工した部分の色味が結構変わりました・・・。

この日は、ココまでの作業にしました。

全体の作業は出来ませんでしたが、全窓ガラスの『純フッ素コート』施工と、

『花粉染みボディーの修復』及び、フロント部分の『グラス・コーティング施工』までが

完了しましたので、良しとします・・・。

そして、翌日・・・。

走行距離はそこそこ・・・走りました。

キレイに気持ち良く晴れた朝・・・。

お写真だと、半減されてしまいますが・・・

出来映えは、相当良かったです・・・目論見通りでした。

撥水の状態です。 初期は強撥水ですが、ガラス皮膜が硬化すると親水に変ります。

初期の撥水は、半端じゃないです・・・。

屋外駐車のクルマにとっては、撥水がウォータースポットになるリスクを考えると、

やがて親水になってくれる方が、危険度は遙かに低くなるので精神的にはラクです。

また施工するにあたって、鉄粉除去作業から始めます。

洗い流して、拭き上げて・・・

残りの部分を、丁寧に磨いて薄皮を剥いて行きました・・・。

上のお写真は、グラス・コーティング施工した後の1枚です。

作業はお昼過ぎ位までに完了しました。

初回の施工ですから、グラス・コーティング自体は、ちょっと厚めに施工しています。

フロント・グリルも、1マス1マスをグラス・コーティング施工しています。

ただ洗って、そのままにしておくと・・・水滴が乾いて曇って来ますからね。

キレイにしていても、イマイチ・・・クルマがパッとしない時は、こういった細かい部分に

気持ちを向けてみて下さいね・・・。

午後2時近く、作業が終わり帰って来ました。

この日は晴れていましたので、ガラスのヴェールを纏ったボディーが眩しいです・・・

カメラもハレーションを起こしてしまい、お写真を撮るのが大変・・・\(^^;)ゞ

ボディー全体の色味が変わりました・・・

出来上がった時はキレイなんですが、グラス・コーティングの皮膜が硬化して行くと、

全体的にカッチリした印象に変りますから、プレスラインと面の各々が、

観る者に訴えかけて来るようになります。

陽が当たる所とは違って、日陰ではガラッと変った表情を見せてくれます。

下のアングルから見てみると、メッキを掛けたかのように。

今回とっておきの1枚・・・所々、鏡のようになっています。

もちろん、まだコーティング層は1層目。

これから、また軽く磨いて1層ずつ重ね掛けをして行くつもりです。

何層にするかは決めていませんが、どんな感じになるか? 実験的にはとても楽しみです。

新車の塗装も磨きを入れてあげると、ガラッと変ります。

ゆで卵の薄皮を剥いてあげた時のような『プルン』とした瑞々しい表情を見せてくれますよ。

まぁ、磨くとは言いましても、ゴシゴシ磨く訳ではありませんからね。

ゆっくり、丁寧に・・・ですよ。

この塗色にして良かったと思います。

実験的にというだけでは無く、いろいろな表情を見せてくれる部分に惹かれます。

ご縁があって、私が手を掛けるクルマの全てを、こんな感じにしてしまいたいんですよね。

まぁ、もちろん・・・今までも、こんな感じにして来ましたが・・・。

こうして、実験を重ねて行く事で、明日の『走る宝石』を完成させられる訳です。

本当は物理的にムリなんです・・・これ以上は。

行き着くところまで行ってしまったので。

それでも、心の中で満足出来る100%はありません・・・。

心は無限です 何に気付き、何を籠めるか・・・。

私の場合、そこから新しい発想が生まれる訳です。

『追求』と『追究』そこなんですよねぇ・・・。

またね(^^)/


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