こんばんは。
久方ぶりに、文章と向き合っている筆頭与力です・・・。
何かを書こうと思っていましたが、一時サーバーの調子が悪くて
覚書きを書けませんでした。
一部、過去の覚書きで載せていたお写真が消えてしまっていますが、
今の私には、再アップする程の元気・気力もありません・・・。
まぁ、そんなに多くの方々に閲覧されている訳でもありませんから、
そのままにしておきます。
また、元気になったら・・・再アップするかも知れません(^^;)
と言いますのも・・・
今月、11月10日(金)で41歳を迎えました。
まさか、この歳まで生きているとは思いもしませんでした・・・。
周りの方々よりも早く、昨年『定年』を迎えた筆頭与力。
これからは、焦る事も無く悠々自適な毎日を送るつもりだったんです・・・。
人生って、何が起こるかわかりません・・・ホント。
誕生日を迎える前のお話しです。
私のお客様が、10月30日(月)に急逝されました。
今まで、自営業でお仕事をなさって来られたんです。
昔から、右肩上がりの業績を残している『優良企業』だと聞いていました。
『人手不足だから・・・』というお話しで、私が数年前にお手伝いに行っていた事も。
お父様である先代の会長様が3年前に他界され、
その後、息子さんはお母様と会社を営んで居られましてね。
私自身、いつもどうしているか・・・気にしていました。
しかし、お母様を亡くされて息子さん1人になってしまった会社。
電話で連絡を受けて、急遽お会いする事になりました。
『もう、どうしたら良いか・・・わかりません・・・。』という言葉が。
私は、社長さんである息子さんと、お話しする事など今までありませんでした。
11月2日(木)辺りから、いろいろなお話しを聞かせて戴くようになり、
会社内の現状を知り得て行く事になりました。
周りから『優良企業』だと聞いていた故に、実際の現状は溜め息を付ききれない程の
悲しい状態でした・・・。
かなりの負債が多く、コレは誰が聞いても『夜逃げした方がイイ』と回答する状況。
でも、50歳を迎えた社長さん。
これから先の再就職は、かなり厳しい。
だって、今まで外部の人との交流が皆無に近い位の方ですから。
大きな負債を返しながらの再就職・極度の人見知りを克服は難易度が高い。
せいぜい、会社員として働いても20万そこそこのお給料では、
自分が生活して行く分に殆ど取られてしまい、大きな負債も返せない。
私は、このまま会社を続けて行く事を勧めました。
『もう、ムリだ・・・』社長さんは、自殺する事も考えていたようでした。
その日、先代のお父様と親友だったお取引先の大きな会社の社長様の元へ、
お母様のご報告、今後の仕事をどうするかのお話し合いする為、
出掛ける事になっていたのですが、1人では行かれる状況ではなかったので、
私も、同行してご挨拶に行きました。
初めましての名刺交換とご挨拶を済ませて、いろいろなお話しを聞かせて戴く事に。
息子さんである社長さんの業界内での評判や、生産商品シェアの大減少・・・
会社を経営して行くには、もうムリだろう・・・という絶望的内容を聞きました。
『なんでここまで、気付かなかったの・・・?』という深い落胆が、私を襲いました。
他人の事ですが、お話しを聞いていて涙が出て来ました・・・ホント悔しくてね。
社長さんは『僕もう、自信無い・・・ダメです・・・』と言い出す始末。
私・・・久方ぶりに、燃え上がるモノが胸に去来しましたよ・・・。
『アンタ、このまま馬鹿にされて終わるのか!出来ないじゃない!やるんだぁ~!』と・・・
初めてお会いした大会社の社長様の前で、怒鳴ってしまいました・・・(^^;)ゞ
今考えると、大変失礼な事をしてしまった・・・と赤面です。
帰りの『影武者』の中で、私は社長さんに言いました。
『これから、全て私の言う通りに動いて下さい・・・必ず立て直し出来ますから。』
私のアタマの中で、再建プランがドンドン溢れ出すように湧いて来ます。
社長さんのメンタルをカウンセリングしながら、大きな負債を減らし、
減ってしまった仕事量を今までの5倍にする計画が始まりました・・・。
目標として、来年3月~4月にプラスの経営状態に持って行く計画です。
半端じゃないスピードで、コストカット・生産拡充を進めています。
現在、『監査役』として会社の定款に私の名前が入りました。
今までの『監査役』だった方は、『会社を潰してしまえ』と言い放ったそうですが、
あまりにも無責任な感じがして、絶対に許せない・・・。
そう・・・周りは、会社と社長を見放した訳。
私にとっては、先代のお父様とお母様からお預かりした社長さんの命、
会社の経営がダメになった位で、後追いさせる事は絶対出来ない・・・。
社長さんが前向きになって、会社が元気になるまでが、私の仕事・・・。
こんな事から、『定年』を迎えた筆頭与力の再奮闘劇が始まりました。
まだまだ、静かな余生を過ごせそうにありません・・・。
またね(^^)/